江刺一 統合後初の栄冠(本社主催・胆江中学校新人野球)
江刺一 統合後初の栄冠(本社主催・胆江中学校新人野球)
胆江地区中学校新人大会軟式野球競技(胆江日日新聞社など主催)は15日、胆沢野球場で準決勝と決勝の計3試合が行われた。決勝は江刺一が前沢を6-1で破り、2022(令和4)年度の統合後初の優勝に輝いた。
水沢、胆沢、衣川の連合チームを含む8校6チームが出場。雨による順延を経て、14、15の両日にトーナメント方式で争った。
初日は同球場で1回戦2試合を行い、水沢南と江刺一が初戦突破。15日の準決勝は、前沢が水沢南との延長八回タイブレークの接戦を制した。江刺一は終盤の大量得点により、金ケ崎を五回コールドで下した。
決勝は単独校としては最少人数の10人で6連覇を目指す前沢を、江刺一が序盤からリード。要所で得点を重ね、栄冠を手にした。江刺一は一関地方で10月18、19日に行われる県大会に出場する。
江刺一、攻守手堅く
江刺一 2003001 6
前 沢 0100000 1
(江)河東田、佐藤聡 - 宍戸
(前)板垣、髙橋、田中、吉田、佐藤 - 佐藤、田中
二塁打:菅野大(江)
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胆沢野球場で15日に行われた胆江地区中学校新人大会の軟式野球決勝戦。初回に2点を先制した江刺一が主導権を握った。大会6連覇が懸かる前沢は部員10人総動員で追いすがったが、落ち着いてピンチを抑え、得点を重ねた江刺一が上回った。
前沢、部員10人善戦光る
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2点を追う前沢は二回、守備の乱れで得た走者を得点圏に進めると、8番吉田慶人選手(1年)の適時打で手堅く1点を返す。
点差を広げたい江刺一は四回、安打などで出塁した走者を適時打で確実に返して3点を奪った。前沢は毎回走者を出し、満塁の好機もつくり出したが、江刺一の主戦・河東田輝希主将(2年)を中心とした堅い守りが本塁を踏ませなかった。
江刺一は最終七回にも走者を着実に生還させ得点。前回王者の前沢を投打で圧倒した。前沢はダイビングキャッチで追加点を防ぐなど個人の能力の高さが光ったが、投手の球数制限や少人数という事情もあって慌ただしくシートを交代する場面もあり、悔しい敗戦となった。
【江刺一・齋藤優輝監督の話】 選手の頑張りはもちろん、運に味方してもらってたどり着いた優勝だと思う。大会を通して失点を少なく抑えられたのが良かった。ミスが出ると暗くなりがちな雰囲気を改善しながら、県大会でも楽しく堂々と戦えたら。
【河東田輝希主将の話】 昨年のこの大会では一つも勝つことができず悔しい思いをしたので、優勝できて本当にうれしい。自分自身は、投球ではボール先行の場面もあったが、抑えられて安心した。打撃の調子はあまり良くなかったが、必要な場面で打って得点できたのも良かったと思う。県ベスト4の目標に向けて、小さいミスを無くすよう練習していきたい。