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歴史資料群、調査整理へ「奥州モデル」(産学官連携成果を共有)

ラジオ放送開始100年、後藤新平 実現へ尽力

ラジオ放送開始100年、後藤新平 実現へ尽力
1925年3月22日、仮放送開始に合わせて抱負を述べる後藤新平(左)=後藤新平記念館提供

 日本のラジオ放送は、3月22日で開始から100年を迎える。1925(大正14)年のこの日、「JOAK、JOAK。こちらは東京放送局であります」という最初の音声に続き届けられたのが、『無線放送に対する予が抱負』と題した水沢出身の後藤新平(1857―1929)による演説だった。東京放送局初代総裁を務めた。新平は、正確な情報伝達の重要性をいち早く認識。ラジオ放送実現に情熱を注いだ。一方演説では、新技術は使い方を誤れば各種弊害を引き起こす恐れがある――と指摘。演説内容を冊子化した当時の資料は、水沢大手町の後藤新平記念館(佐藤彰博館長)に常設展示されている。
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ラジオ放送開始100年、後藤新平 実現へ尽力
仮放送開始時の原稿をまとめた小冊子。「極力ラヂオの誤用を避けたい」というタイトルがある