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水沢民族舞踊サークル「たけのこ」縁紡ぎ創立40周年、16日に記念公演
水沢民族舞踊サークル「たけのこ」(千葉義浩会長、団員20人)の創立40周年記念公演は奥州市文化会館(Zホール)で16日午後1時から行われる。全7演目を披露する予定。公演本番が間近に迫る中、地域に民族舞踊の魅力を発信しようと団員一丸となって熱心に練習に取り組んでいる。千葉会長(62)は「メンバーの年齢やキャリアはさまざまで、味のある踊りやフレッシュな動きが楽しめる。そのままの『たけのこ』の踊りを見てもらいたい」と来場を呼びかけている。入場無料。
同サークルは1984(昭和59)年、水沢農業高校民族舞踊同好会OBによって結成。一皮一皮むけながら大地に根を下ろし、すくすく伸びていこうと願いを込め「たけのこ」と名付けた。
結成当初から主に胆江地区の老人ホームなど福祉施設への慰問を中心に活動。県内外にも活動の場を広げており、祭りやイベントなどに招かれるなど発表の機会が増えてきているという。
現在は胆江地区に住む20―60代で構成。水沢佐倉河の仙人町内会・舘会館で週2回練習に励み、年間20回ほど各地で披露している。これまで「手踊り」や「百姓踊り」「阿波踊り」など約20演目を習得している。
今公演は、これまで縁があったさまざまな人たちとのつながりが合わさり、絆を深めながら40年間活動が続けられたことから「縁をつむぐ」をテーマにした。演目は岩泉町発祥で7種類の踊りが詰まっている「七頭舞(ななずまい)」、子どもが出演する「荒馬(あらま)」などを予定。水沢農業高校民族舞踊部や千葉久さん、奥沢きく子さんが賛助出演する予定だ。
35周年公演の賛助出演をきっかけに入会したメンバーの会社員阿部優志さん(29)=胆沢若柳=は「いろいろな人に教えられながら楽しく踊っている。民族舞踊は普段の生活で触れる機会が少ないので、知ってもらえる機会にしたい」と意気込んでいる。