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水沢の北上川・藤橋を全線通行止め(5月18日号砲、きらめきマラソン)

水沢の北上川・藤橋を全線通行止め(5月18日号砲、きらめきマラソン)
昨年5月19日のきらめきマラソン当日、袋小路と化した藤橋の上で身動きが取れなくなった車両の列(写真の一部を加工しています)

 奥州市内で5月18日に開かれる「いわて奥州きらめきマラソン」に伴い、水沢の北上川にかかる国道343号藤橋は、全線通行止めとなる。過去の大会では片側通行が可能だったが、橋付近にある選手横断場所がネックとなり袋小路化。昨年は橋にさしかかった車が、1時間以上全く動けない状態となった。同マラソン実行委員会(会長・倉成淳市長)は、橋周辺に新たな案内看板を設置し告知している。
(児玉直人)

袋小路化の解消図る

水沢の北上川・藤橋を全線通行止め(5月18日号砲、きらめきマラソン)
藤橋手前の国道343号に設置された通行止め告知看板(水沢黒石町)

 市役所江刺総合支所を発着する同マラソン。藤橋はフルマラソンの後半27kmほどの地点に位置する。前沢白山地区を走ってきたランナーは、「道の駅みずさわ」の西にある十字路交差点から国道343号に入り東進するが、左側車線を走るため、交差点内で水沢方面に向かう西進車線を横断する。この車線横断が渋滞発生の原因となっていた。
 一昨年は片側交互通行、昨年は西進のみ通行できるようにしていた。しかし、ランナーが途切れることなくやって来るため、車両を通せない状態が長時間にわたり続いた。結果、橋の上に入り込んだ車両はUターンすらできず、ひたすら待つしかなかった。
 ドライバーからの苦情、現場で誘導した係員からの申し出なども踏まえ、今大会から藤橋部分は午前9時50分から午後0時50分まで全線通行止めに。陸前高田市方面から国道343号を西進してきた車両は、前沢の大曲橋、または水沢羽田町の黒田助地区や江刺田原方面に迂回するよう案内する。藤橋と羽田町の間の主要地方道一関北上線(通称・河東線)は、南進のみ通行できる。
 このほか、前沢古城地内に設けられる「第3関門」の位置を西側にずらし、車両往来の多い市道(通称・競馬場道路)の渋滞緩和を図る。制限時間も7時間から66時間にし、特にコースの後半部分の交通規制時間を短縮する。
 その他の地域も含めた全体の交通規制案内のチラシは、江刺総合支所1階の生涯スポーツ課で配布。大会ホームページにも近く掲載する。
 今大会のフルマラソンには、昨年より460人少ない2231人がエントリーしている。

水沢の北上川・藤橋を全線通行止め(5月18日号砲、きらめきマラソン)
実行委員会が配布している交通規制のチラシ