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胆沢ダム 最低水位更新(農業用水取水を停止、広域水道は確保)

金ケ崎高、水沢高と統合へ(県教委 第3期高校再編計画当初案公表)

 2026(令和8)年度の県立高校編成案と第3期県立高校再編計画(2026~2035年度)の当初案が5日、公表された。胆江地区では、金ケ崎が2026年度に1学年1学級校となった後、2028年度に水沢と統合される。岩谷堂は2028年度に農業と工業系列の選択を廃止。杜陵奥州校は2028年度、統合で空き校舎となる金ケ崎の校舎に移転する。第2期再編計画で水沢工と一関工を統合して設置予定の県南地区の大規模工業高校について、開校が2031~2035年になることも示された。
(佐々木貴大)

空き校舎に杜陵奥州校が移転(県南工業高は2031~2035年度に開校)

 県教育委員会が同日の県議会文教委員会で説明した。高校再編は前期計画(2026~2030年度)に予定する再編のみを示し、後期計画(2027~2035年度)は方向性を示すにとどめた。
 金ケ崎は2024~2025年度の欠員が40人を上回ったため、県立高校の管理運営に関する規則に沿って2026年度から1学級減となる。金ケ崎町内の中学校からの進学者数の割合も高くないことなどから、2028年度に水沢と統合することとした。
 岩谷堂は、地域振興の方向性や産業構造、中学生の志望動向、高校卒業後の進路状況などを見据え、総合学科3学級を維持しつつ、生物生産(農業)系列と産業工学(工業)系列の選択の募集を停止する。
 杜陵奥州校は移転により、教育環境の整備や定時制課程・通信制課程の一層の充実を図る。
 水沢工と一関工を統合して設置する県南地区の大規模工業高校について、県教委は本年度中に整備スケジュールや教育内容、設置場所を決定するとしていた。設置場所は計画通り本年度中に決める予定だが、設置まで期間が開くことから、「地価などに影響を与える可能性がある」として本年度中の公表は行わない構えだ。
 第3期再編計画では、各校が特色・魅力ある教育活動を展開することが望ましいなどの理由から、「望ましい学校規模」は設定しない。普通高校の1学級校は「地域校」として取り扱い、地域での学びの機会を保障。前沢など、2025年度時点の1学級校10校も地域校として扱う。高校としての教育の質を維持する集団として少なくとも1学年20人以上の人数が必要と定め、入学志願者数が2年連続して20人以下となった場合は、原則として翌年度から募集停止とする方針だ。
 再編計画は2026年4月までの策定を目指す。策定に向け、パブリックコメント(意見公募)や各地域の代表者による地域検討会議、地域住民らとの意見交換会も開催する。胆江地区を対象とする地域検討会議は26日午前10時から奥州市役所江刺総合支所で開催。意見交換会は25日午後6時から、奥州市文化会館(Zホール)で開く。
 金ケ崎町の高橋寛寿町長と千葉和仁教育長は5日、連名で「具体的な内容を承知していないのでコメントは控えるが、町内唯一の高校がなくなってしまうとすれば、大変残念な思い」とした。