大谷りりしく デコピン愛らしく 田んぼアート見頃(水沢)
大谷りりしく デコピン愛らしく 田んぼアート見頃(水沢)
水沢佐倉河字北田地内の水田をキャンバスに見立て、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手=水沢出身=を描いた「アテルイの里の跡呂井田んぼアート」が見頃を迎えた。県内外から詰めかけた観光客らの目を楽しませている。
跡呂井田んぼアート実行委員会(今野一栄委員長)と市民有志らが5月31日、約30aの水田で田植えを実施。白や黄など8色の苗が順調に生育している。
今年は23(令和5)年以来の投打二刀流復活を祝い、「投手・大谷」がりりしい表情で投球する姿が浮かび上がっている。そばにはユニフォームを身にまとい、野球ボールをくわえて駆け寄る愛犬デコピンの姿も再現された。
梅雨の晴れ間となった28日、セミの鳴き声が聞こえ始めた田んぼアート会場は、朝から青空が広がる絶好の見学日和。県内外から絶え間なく観光客や住民が訪れた。
物見やぐらの階段を上り切った先で眼下に広がる農業の芸術に感嘆の声を上げ、大谷選手の気迫あふれる姿をスマートフォンや一眼レフカメラに収めた。盛岡市から家族で訪れた川口裕司さん(74)は、田んぼアート発祥の青森県出身。「大谷のファンとして初めて見に来たが、とても素晴らしい」と話した。
今野委員長は「気温差があり、管理は大変。古代米は暑さを嫌うこともあり、猛暑が心配」と話す一方、「たくさんの方に来てもらい、感想を聞くとやりがいを感じる」と笑顔を見せた。同委員会によると、色合いなどが少しずつ変化しながら、7月上旬から中旬ごろまで見頃が続くという。
物見やぐら周辺には、数台分の駐車スペースがある。道幅が狭いため、車で訪れる際には注意が必要。現地の看板に従い、一方通行で退出する。