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胆江2市町、住家15棟が浸水(県南の大雨)
胆江2市町を含む県南地域を襲った大雨は2日夕方までに落ち着き、土砂災害や河川氾濫に関する「レベル4」の危険警報は全て解除。3日は久々の夏の青空が広がった。県や胆江2市町のまとめによると人的被害はなく、住家の床上・床下浸水が2市町合わせて15棟。金ケ崎町内では路面が崩落した県道の通行止が続いており、復旧の見通しは立っていない。
「レベル4」、全て解除
奥州市は3日、もともと予定されていた市議会臨時会で被害状況を報告。北上川沿いの前沢白鳥舘地内で孤立していた13世帯37人に出されていた避難指示は、同日午前8時15分に解除した。
市内では住家4棟が床上浸水、床下浸水は8棟だった。このほか、牛舎や作業小屋など非住家の被害も数件あった。
前沢地域や水沢黒石地区を中心に、土砂崩れや冠水による通行止めが13件発生。農地冠水による被害も懸念されるため、市は同日から関係機関と連携して調査を開始している。郷右近浩市長は「引き続き状況把握に全力を尽くし、市として取り得る対応を考えていく」と述べた。
金ケ崎町内では住家1棟が床上浸水、床下浸水は2棟あった。同町永栄寺窪地内で起きた県道胆沢金ケ崎線の崩落により、埋設していた水道管が壊れ漏水。近隣の17世帯が断水状態となっており、町は対象世帯に永岡地区生涯教育センターの水道を開放している。
低気圧や東北地方に横たわる前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、胆江地方は7月29日夜から大雨に見舞われた。31日に落ち着いたものの、1日から2日にかけさらに激しい雨に見舞われた。河川は増水し、前半の大雨で地面も緩んだ状態になっていた。
一連の大雨に際し発表されたのが、「レベル4」や「レベル3」などの表現を用いた防災気象情報。気象庁が今年5月29日から新たに運用している仕組みで、▽河川氾濫▽大雨▽土砂災害▽高潮――の4区分ごとに、危険度をレベル1から5までの数値で伝えている。
今回の大雨で胆江2市町には土砂災害、大雨、河川氾濫の3区分で「レベル4」が示された。レベル4は「災害の恐れが高く、危険な場所から全員避難する状態」に相当する。
河川氾濫に関しては「北上川上流レベル4氾濫危険警報」の名称で発表。ここで言う「北上川上流」は、岩手・宮城県境から上流を指し、奥州市前沢の大曲橋と一関市川崎の諏訪前で氾濫危険水位を超過したため、岩手町を除く県内の北上川本流沿い8市町に同警報が発表された。
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