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すごいぞ!トップアスリート(パリ五輪・競歩 高橋和生選手が陸上教室)
パリ五輪の陸上競技男女混合競歩リレーに出場した高橋和生選手(28)=ADワークスグループ、水沢中─花巻北高─早稲田大卒=を招いた児童対象の陸上競技教室が9日、水沢公園陸上競技場で開かれた。高橋選手の歩きの速さに、子どもたちはびっくり。競歩の動きの中にも、走る上で大切な要素が含まれているといい、児童たちは楽しみながらも五輪選手のアドバイスに真剣な表情で耳を傾け、今後の参考にしていた。
北上市出身の高橋選手は、小学2年から水沢に転居。花巻北高で競歩を始めた。10月に山形県で行われた「全日本35km競歩高畠大会」では3位入賞。来年9月に東京で行われる世界陸上出場を目指し、国内ライバルとの熾烈な代表権争いを繰り広げている。
教室は奥州市「未来のトップアスリート育成事業」の委託を受け、市スポーツ協会が企画。市内小学4-6年生31人が参加した。
高橋選手は「上半身を真っすぐ伸ばした正しい姿勢を取るのは、競歩でも走る上でも大切。大きく腕を動かすことも意識してほしい」などとアドバイス。子どもたちは競歩リレーや、高橋選手と一緒に50m競歩に挑戦し、トップアスリートのすごさを間近に感じた。
奥州アスリートクラブ所属の岩谷堂小5年、佐藤大輝君(11)と鈴木瑛士君(10)は「腕の振りの大切さを学べた」「競歩のやり方を覚えられて良かった」と話していた。
高橋選手は「僕も野球や水泳など、いろいろな運動をして今の競技にたどり着いた。スポーツに限らず、さまざまなものに巡り合うと思うが、見つけた目標に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。