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歴史資料群、調査整理へ「奥州モデル」(産学官連携成果を共有)

言論の自由 市民謳歌、明治発行日刊2紙発見(水沢)

言論の自由 市民謳歌、明治発行日刊2紙発見(水沢)
新たに発見された明治時代中期の水沢の様子を報じる日刊紙「拝呈仕候」(上)と「親展状」(下)

 明治時代の水沢近辺で配布された日刊紙が発見された。1899(明治32)年発行の「拝呈仕候(はいていつかまつりそうろう)」と、翌1900年発行の「親展状(しんてんじょう)」の2種。いずれもガリ版刷りで、当時の行政批判や選挙の様子、ゴシップ記事などを載せている。発見した奥州市地域文化研究所主任研究員の小玉克幸さんは「今まで見たことも聞いたこともない資料で、非常に驚いている。内容も明治の水沢界わいの状況や、市民の感覚が生き生きと伝わってきて興味深い。大正デモクラシー前の水沢に言論の自由があり、それを市民が謳歌していたことを物語るのでは」と話す。
(詳細は本紙をご覧ください)

言論の自由 市民謳歌、明治発行日刊2紙発見(水沢)
「拝呈仕候」と「親展状」を解読する小玉克幸さん