TOPIC

歴史資料群、調査整理へ「奥州モデル」(産学官連携成果を共有)

中尊寺「秀衡経」の1巻か、胆江ゆかり稲子沢長者との関わりある古写経

中尊寺「秀衡経」の1巻か、胆江ゆかり稲子沢長者との関わりある古写経
中尊寺旧蔵の秀衡経の一部の可能性が高まった古写経=県立平泉世界遺産ガイダンスセンター提供

 金ケ崎町や江刺にゆかりのある「稲子沢(いなごさわ)長者」が所持していたとされる古写経が、中尊寺旧蔵の「紺紙金字一切経」(秀衡経)の一部だった可能性が高いことが分かった。平泉町の県立平泉世界遺産ガイダンスセンター(八重樫忠郎センター長)が分析、発表した。古写経は住田町の個人宅に伝承されていたもので、納められていた木箱には墨で「稲子澤ノ出…」と書かれており、同宅には稲子沢長者所持として伝わっていたと分かる。同センターは「経文の内容、金字の筆跡、紺紙の質、サイズなどを諸機関の識者が分析した結果、ほぼ秀衡経とみていい。状態も良く、ほぼ経典1巻分がそのまま残っている点や、平泉と住田町のある気仙地方は古代から交流があり、信心深かったという稲子沢長者の伝承もある品である点からも貴重」と話す。住田町教育委員会は、4月にも一般公開の機会を設ける予定という。
(詳細は本紙をご覧ください)