TOPIC

夢へ努力する大切さ伝える 来月公演「鼓童」の小川蓮菜さんが母校で出前授業(水沢)

陶製仏が兵庫産と判明 「豊田館」を裏付け、清衡 窯業導入へ伏線か(江刺)

陶製仏が兵庫産と判明 「豊田館」を裏付け、清衡 窯業導入へ伏線か(江刺)
平泉世界遺産ガイダンスセンターの八重樫忠郎所長(右)から陶製仏像の説明を受けるえさし郷土文化館の高橋憲太郎所長

 えさし郷土文化館(高橋憲太郎館長)所蔵の陶製仏像が、平安時代後期の12世紀に兵庫県たつの市周辺で焼かれた物と判明した。県立平泉世界遺産ガイダンスセンターの八重樫忠郎所長が調査し、鑑定。江刺のほか全国3カ所でしか発見されていない非常に高度で特殊な物だけに、出土した豊田館跡=江刺岩谷堂=が藤原清衡の本拠地であると裏付ける発見となった。八重樫所長は「平安時代の窯の多くが最初は器などではなく、仏像や仏具を焼く。この仏像は当時開かれたばかりのたつの市の窯で焼かれた物で、いち早く清衡の元へ運ばれた可能性が高い。こうした物を入手できるのは、日本でもごく限られた人だけ。清衡が領地に窯を築き、陶器類を普及させようと当初から考えていた証拠にもなる」と推測する。
(詳細は本紙をご覧ください)

陶製仏が兵庫産と判明 「豊田館」を裏付け、清衡 窯業導入へ伏線か(江刺)
豊田館跡から出土した陶製仏像