広がれ 庭づくり愛好の輪(オープンガーデン今年も)
広がれ 庭づくり愛好の輪(オープンガーデン今年も)
庭づくり愛好団体「オープンガーデンおうしゅう」(伊藤文雄会長、会員36人)は、本年度も会員自慢の庭園を公開している。このほど完成した本年度版ガイドブック(1冊300円)は、奥州市内や近隣市町の園芸用品店などで販売中。ガイドブックで各庭園の公開日時や利用方法を確かめ、気軽な来場を呼びかけている。
胆江エリアで14庭園を公開、ガイドブック販売中
事務局を務め、5月末から6月初めに庭園を公開予定の菅原清子さん(67)=前沢古城=は、新たな会員や庭づくり仲間の広がりにも期待。「家を建てるという若い世代が、庭づくりの参考にと訪れてくれたこともあった。高齢の方はもちろん、次世代の人にもぜひ興味を持ってもらいたい。子どもの成長記念に苗を植えてみるなど、気軽に取り組む人が増えてくれたら」と願う。
オープンガーデンおうしゅうは、市が取り組む「オープンガーデンのまちづくり」事業をきっかけに2007(平成19)年スタート。間もなく20年の節目を迎えるのを前に「盛大な祭りのように、市の春の風物詩として知ってもらいたい」と願いを込める。幼保施設や福祉施設、地区行事の一環として散歩コースに組み込んでもらうことなども想定している。
6月には恒例の視察旅行として会員同士の庭園を巡る。互いの庭づくりを楽しみながら学ぶとともに、毎年開催している写真展に向けた撮影技術向上も図るとしている。
園庭訪問には事前予約が必要なところもあるため、ガイドブックを参照する。問い合わせや入会相談などは、事務局の菅原さん(電話0197・56・3709)へ。