第25回奥州前沢劇場「螢の歌」 友情の尊さ描いた家族愛
第25回奥州前沢劇場「螢の歌」 友情の尊さ描いた家族愛
子役熱演 心揺さぶる、節目の舞台 感動再び
第25回奥州前沢劇場「螢(ホタル)の歌」は15日、前沢ふれあいセンターで上演され、20年以上前の第2回公演で披露された感動作が舞台によみがえった。子役らの熱演が来場者の心を震わせ、それを支える大人たちの姿や家族愛も巧みに表現。終盤には涙を拭う来場者の姿もあった。
前沢を舞台とした現代劇。大病を患った小学5年の貴史が、養生のため訪れた前沢で1匹のホタルに出合う。クラスメートと衝突しながらも友情を深め、ホタルのいる自然を守ろうと結束。大人の協力もあって、ホタルが住む堰の埋め立て工事を中止させることに成功する。喜びもつかの間、貴史は治療のため東京へ。仲間たちは、離れ離れになってもホタルの住む場所を守り続けることを固く誓う。
貴史役の菅原優さん(11)=前沢小5年=は「感情をしっかり表現することを意識して、物語の良さを伝えられたと思うし、緊張せず楽しみながら演技できた」と充実の表情。
孫の貴史や家族へ冷たい態度を取りながらも、深い愛情を抱き、子どもたちを支えた祖母・安江を演じた千田玲子さん(48)=前沢七日町=は、「前回公演の際、安江役の先輩の演技に感動したのが心に残っていて、今回見に来てくれた皆さんにも感動してもらいたいと強く思っていた。終演後の帰り際にたくさんの人が『良かったよ』と声をかけてくれて、やり切れたという思いが強い」と話した。
午前と午後の2回公演で、市民ら計778人が来場した。