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ブラックホールの活動期捉える

佐々木副知事や一関市長らCERNなど今月視察(ILC誘致活動の一環)

佐々木副知事や一関市長らCERNなど今月視察(ILC誘致活動の一環)
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 岩手県の佐々木淳副知事や一関市の佐藤善仁市長らは、素粒子実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」の北上山地誘致活動の一環として、今月下旬からスイスの欧州合同原子核研究所(CERN)などを視察する。奥州市ILC・多文化共生推進室によると、同市幹部や市議などの参加はないという。
 県ILC推進局によると、これまでも定期的にCERNどを訪問し、加速器を使った素粒子研究の最新動向把握、ILC実現に向けた国際協力の働きかけのため、関係者との懇談や施設視察などを行っている。しかし、新型コロナウイルス禍の影響で2019(令和元)年以降、実施できない状況が続いていた。コロナ禍による移動制限が解除されるなど、状況の落ち着きを見て行うことにした。
 参加するのは佐々木副知事、佐藤一関市長のほか、飯沢匡・県議会副議長、県議の岩渕誠氏、佐々木朋和氏(ともに一関選挙区)、城内愛彦氏(宮古選挙区)。ほかにも県内自治体の首長や経済関係者も加わる予定という。
 一行は27日に成田空港を立ち、ドイツ電子シンクロトロン(DESY)とCERNを視察。現地の日本人研究者との懇談の場も設けられる。