国立天文台水沢が舞台の作品、第15回いわてマンガ大賞の大賞に
国立天文台水沢が舞台の作品、第15回いわてマンガ大賞の大賞に
第15回いわてマンガ大賞コンテストの受賞作品が10日、発表された。大賞には、国立天文台水沢キャンパスを舞台に描いた「ゆき」さん＝千葉県＝の作品『君に届けるメッセージ』が選ばれた。一般部門優秀賞、1-4コマ部門の入賞作と共に、コミックいわてＷＥＢ（ https://www.comiciwate.jp/ ）に掲載されている。
「ゆき」さん（千葉県）作の『君に届けるメッセージ』
主人公は国立天文台水沢で働く「江刺ソラ」。スーパーコンピューターが受信した宇宙からのメッセージを見て、100年前に奥州宇宙遊学館に来た宇宙人を探し出す物語。「謎を含む物語として、多くの情報量をうまくまとめ上げ、歴史・施設のPRマンガとしての完成度が高い。（同キャンパス内にある）奥州宇宙遊学館に行ってみたいと思わせる作品」と評価された。
達増拓也知事は同日の会見で「水沢の国立天文台が舞台で、実際に訪れたかのようにリアルに、正確に表現してある。ブラックホールの写真でも有名になった天文台を紹介する作品はこれまでなく、貴重。ストーリーも、あっと驚くSF描写があり、脱帽した。キャラクターも生き生きしていて、漫画としての完成度も高い」と感想を述べた。
今回のコンテストには一般部門47作品、1-4コマ部門作品、イラスト部門69作品の応募があった。
胆江地区からは、奥州市の「リダ」さんが出品した『チャグチャグ鬼剣舞』がイラスト部門の最優秀賞に選ばれた。
