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火星圏への旅 準備進む(MMX計画、水沢の研究者たちも参加)

東北復興へILCを(大平・岩手県政策監が水沢で講演)

東北復興へILCを(大平・岩手県政策監が水沢で講演)
「復興のシンボルに」とILCについて講演する大平尚政策監

 いわてILC加速器科学推進会議(亀卦川富夫代表幹事)幹事会は6日、水沢区の奥州宇宙遊学館で開かれ、県政策地域部の大平尚政策監が講演し、国際リニアコライダー(ILC)計画実現による「雇用創出と産業創出による復興を」と構想を語った。
 大平政策監は、ILC計画実現に向けたこれまでの県の取り組みのほか、ILC立地の意義や波及効果などを説明。実現によって世界の基礎科学の発展を図り「東北の復興に結び付けていく」と強調した。加速器関連産業を中心に産業集積を図り、雇用を創出。科学による東北の復興を推進する。
 そのためには「社会、納税者からの理解」「地元の熱意と支援」などが必要と指摘。雇用を生み出し、産業をつくり、国際都市を創出するための具体策(グランドデザイン)が必要とした。政・産・官・学・自治体の連携などを課題に挙げた。
 講演会には幹事ら約30人が参加。4月の総会に向け、2012(平成24)年度の事業計画案などを協議した。8月には、ILCにまつわる市民向け講演会も予定している。
 ILCは、北上高地(北上山地)が有力候補地となっている、世界に1カ所だけ建設される素粒子物理学研究施設。本県は、国の復興構想会議にILCを核とした「TOHOKU科学技術研究特区」構想を提案し、企業集積の誘発や復興の起爆剤としての効果などを見込む。
 同推進会議は、北上山地が有力候補地となっているILCの実現、立地を視野に入れた地域づくりなどを掲げ1月に発足した。