火星圏への旅 準備進む(MMX計画、水沢の研究者たちも参加)
ILC計画の地元理解へ加速(いわてILC加速器科学推進会議)
いわてILC加速器科学推進会議(亀卦川富夫代表幹事)は23日、水沢区星ガ丘町の奥州宇宙遊学館での本年度総会を開き、北上高地(北上山地)が有力候補地の一つになっている素粒子物理学研究施設・国際リニアコライダー(ILC)の実現に向けた市民向けの講演会実施などを盛り込んだ本年度の事業計画を決めた。
総会には会員として名を連ねる個人や企業の代表者ら55人が出席。亀卦川代表幹事は「この地域には、水沢緯度観測所以来の科学的な風土が息づいているように思う。ILC計画に対する関心をさらに高めていけるような活動をしたい」とあいさつ。県南広域振興局副局長を兼務する、県の大平尚ILC推進監が来賓として祝辞を述べた。
同推進会議は前県議の亀卦川代表幹事やNPO法人イーハトーブ宇宙実践センターの大江昌嗣理事長(国立天文台名誉教授)が世話人となり、ことし1月に発足。ILC計画への理解を深める市民向け講演会や、産業界と科学研究界との交流などを展開し、ILC誘致への機運を高める狙いがある。
本年度事業は講演会を中心に、一般市民向けの出前講座や小中学生向けのテキスト作製などを予定。講演会は、東京の国際経済政策調査会と共同で開催するものもある。
総会では出席者から「国内外の他の候補地と比べ、北上山地の優れている点などを誰に聞かれても説明できるようでなくてはいけない」との意見が出た。大平推進監は「地元の人が関心を持つことは非常に大切」とした上で、他の候補地をけなす「ネガティブキャンペーン」にならないよう気を付け、北上山地の良さを示していく重要性を訴えた。