火星圏への旅 準備進む(MMX計画、水沢の研究者たちも参加)
行政区長らがILCに理解(水沢地区町内会連)
奥州市の水沢地区町内会連絡協議会(瀬川巌会長)は27日、水沢地区センターで国際リニアコライダー(ILC)講演会を開いた。出席者からは「ILCへの関心を高めるために、市民レベルで何をしたらいいのか」などといった質問や、中高生向けの勉強会のような場の設置が必要との提言が出された。
同地区の町内会長、行政区長ら31人が出席。ILCの誘致に向け、市総務企画部内に本年度新設した「広域連携推進室」の職員が、ILCの概要や地域への波及効果について紹介した。
過去に市内で開かれた、ILCに関する有識者の講演会を聴講したという出席者の一人は「講演の最後に『地元の協力を』とよく聞くが、一体何をすればよいのか」と質問。
同部の高梨稔部長は「ILCが実現した際のまちづくりのビジョンみたいなものが出てきた段階で『このようなまちづくりが可能だ』『こういう運動が必要だ』という動きになってくると思うが、まだその段階に至っていない」と現状を説明。「具体的な動きになる前に必要になってくるのがILCについての理解。簡単な概要を市民の多くの人が説明できるくらいの雰囲気が求められるだろう」と述べた。
ILCは、物質を構成している最小単位「素粒子」の構造などを詳細に調査する大規模な科学実験施設。宇宙誕生の謎を解明することを軸に、関係する科学分野の研究推進のほか、研究成果を応用した新たな科学技術開発への期待もある。
国内外を含め複数の候補地があり、その一つが江刺区を含む北上山地(北上高地)となっている。