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迫力の大相撲 奥州熱く 郷土力士ら声援受け奮闘(水沢)
大相撲夏巡業「奥州場所」が12日、奥州市総合体育館(Zアリーナ)で行われた。大勢の大相撲ファンの前で、力士たちは迫力いっぱいの熱戦を展開。共に伊勢ノ海部屋所属で、西十両14枚目の錦木(35)=盛岡市出身=や幕下6枚目の漣(さざなみ)(26)=水沢出身=といった郷土力士に、大きな声援が送られた。漣は「期待の声に応えていきたい」と話していた。
本紙創刊80周年記念し夏巡業
胆江日日新聞創刊80周年と奥州エフエム放送設立20周年を記念し、同場所実行委員会(海鋒守会長)が主催した。台風15号の影響が心配されたが、進路が大きくそれ屋外での出店も予定通り営業した。
午前9時に公開稽古がスタート。序二段、三段目、幕下、中入の各取組のほか、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」も行われた。相撲甚句では、事前準備を行う先発隊として数日前から市内に滞在している春日山親方(元関脇勢・いきおい)が、力士たちに交じり、自慢の歌声を披露していた。
中入(なかいり)の取組前には、華やかな化粧まわしを付けた力士たちが土俵入り。20人の乳幼児を抱えて土俵入りするという、巡業ならではの演出もあり、観衆を和ませた。
今回の巡業では東の横綱・豊昇龍が当初から参加を見送り、さらに西の横綱・大の里は11日に急きょ巡業から離脱したため、東西両横綱が不在の状態。7月の名古屋場所で優勝した関脇安青錦(あおにしき)も取組がなかったが、土俵入りや稽古に姿を現した。
水沢出身 幕下の漣 「期待に応えていく」
郷土力士の錦木は前頭15枚目の一意(かずま)に、漣は幕下10枚目の大辻(おおつじ)にそれぞれ白星。漣はその後「幕下決勝五人抜」にも挑み、5連勝して会場を沸かせた。
錦木は「奥州の皆さんに元気な姿を見せられてうれしい。来場所は結果を残せるようがんばりたい」と述べた。
漣は母校、水沢南中の生徒たちから大声援を受けた。幕下上位まではい上がり、関取まであと少しという状況。「先場所では上の強さを体験した。今日受けた声援は自分の力以上のものを与えてくれるし、その期待に応えていくのが僕の役目だと思う」と力を込めていた。
運営の中心を担った市相撲協会の千葉栄会長(73)は「雨の心配もあったが持ち直し、開催できたことが何よりだった」と笑顔を見せた。実行委の海鋒会長(81)は「多くの皆さんに喜んでもらうことができ、楽しんでもらえてよかったと感じている」と安堵(あんど)の表情。副会長を務めた陸中一宮駒形神社の山下明宮司(53)も「3年前の開催時の反省も生かしながらさまざまな人の協力も得て開催することができた。皆さんの反応を見ながら、次回の巡業開催も決断できたら」と話していた。
漣へ後輩らエール
大相撲夏巡業奥州場所の会場となった水沢羽田町の奥州市総合体育館(Zアリーナ)は、お盆期間や台風など影響か一部で空席が見られたものの、会場には相撲ファンら大勢の観客が足を運び、〝国技〟大相撲の迫力を間近で体感。ロビーや玄関広場では地元企業を中心としたキッチンカーや販売ブースも設けられ、巡業を盛り上げた。
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会場準備にボランティア160人 市民や高校生が活躍
「大相撲夏巡業奥州場所」を前に11日、会場となったZアリーナでは土俵づくりや会場設営などに市民ボランティアらが汗を流した。3年前に行われた同場所でも活躍した協和学院水沢第一高校(及川竜玄校長)の生徒たちは、今回もさまざな場面で若い力を発揮し、翌日に控えた大舞台を整えた。
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