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「政治は奉仕なり」後藤新平進めた倫理化運動から100年

「政治は奉仕なり」後藤新平進めた倫理化運動から100年

「政治は奉仕なり」後藤新平進めた倫理化運動から100年
当時作成されたレコードの原盤も並ぶ企画展。吹き込まれた新平の肉声を同館で聞くことができる。

 水沢大手町の後藤新平記念館(後藤康館長)では、企画展「政治の倫理化運動100年『政治は奉仕なり』~公明正大なる途を進め~」を開いている。新平が晩年に政治生命をかけて広めた同運動について資料を基に足跡をたどっている。22日午後1時半から展示解説会を予定する。展示は10月25日まで。
 「政治の倫理化運動」は、1926(大正15)年4月にスタート。第2次山本権兵衛内閣の内務大臣を辞職後、在野にあった新平は1度目の脳出血を発症したばかりだったが、帝国議会が横領疑惑や政治資金問題で混乱したことや男子普通選挙の実施を2年後に控え、政治の世界での倫理や規範を明確にしようと先陣を切って始めた。
 東京を皮切りに全国各地で演説会を開催。同年9月に発行した小冊子は100万部にのぼり、全国に運動を浸透させた。
 展示資料は、政治の倫理化とは何かを書いた新平自筆の原稿や、小冊子の原本など。講演日程をまとめた「遊説日程表」からは、病の新平が命を懸けて全国に運動を推し進めたさまがうかがえ、「政治は奉仕なり」と語った新平の精神に触れられる。
 展示を担当した佐々木菖子学芸調査員は、「関連資料をさまざま用意した中で、自らが率先して物事を伝えようとする姿勢がものすごいと感じた。展示を理解するには運動当時の時代背景にも目を向ける必要がある。書いたものや記録を読み、来館者それぞれにこの運動を解釈してもらいたい」と来館を呼びかけている。