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除雪着々 山にも春 国道397号県境ルート(胆沢若柳)

除雪着々 山にも春 国道397号県境ルート(胆沢若柳)

 冬季閉鎖中の国道397号県境ルートで除雪作業が進んでいる。除雪機が雪壁を切り崩して勢いよく噴き上げ、白い帯が弧を描いて渓谷に舞う。通行止めの解除は5月中旬を見込んでいる。
 3月30日に作業を開始。秋田側も今月21日から作業を進めており、同時開通を予定する。
 対象区間は、胆沢若柳地内の石淵トンネル東から秋田県境までの約19・7km。今月23日時点で約85%の除雪が完了し、残り約3kmに迫っている。積雪量は平年並みで雪は硬く、作業員が重機を使って慎重に作業を進めている。
 除雪は今月末までに終了する予定で、今後は道路脇のガードケーブルを張り直すほか、雪崩の危険性を確認。安全が確保された段階で通行止めを解除する。
 本年度からは県のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環で除雪支援システムを導入した。運転席のタブレット端末にデジタルマップを表示し、異常時は音と表示で知らせる。経験や勘に頼ってきた作業を可視化し、効率化と安全確保を図る。
 県南広域振興局土木部道路河川環境課の田村達博課長は「雪が硬く苦労もあるが、安全を確保しながら着実に進める」と話している。