節目の第10回を迎えた「きらめきマラソン」 薫風そよぐ奥州路駆ける
節目の第10回を迎えた「きらめきマラソン」 薫風そよぐ奥州路駆ける
第10回いわて奥州きらめきマラソン(同マラソン実行委員会など主催、胆江日日新聞社など後援)は17日、奥州市役所江刺総合支所を発着点に開催された。国内外から集まった3924人がフルマラソン、10㌔、ファンラン(1・7㌔)の各種目に挑戦。自己ベスト達成や完走を目指したり、仲間や親子で走る喜びをかみしめたりと、それぞれの思いを胸に薫風そよぐ奥州路を駆け抜けた。フルの男子総合優勝は、東京都江東区の行場(ぎょうば)竹彦さん(40)で、記録は2時間29分27秒。女子総合は香港から参加したリアン・セゾさん(35)で、2時間48分24秒だった。
国内外からランナー3924人
10回の節目を迎えた今大会。交通渋滞や運営面の課題に対処するため、コースを大幅に見直し、フルマラソンは江刺、水沢両地域内で完結させた。10kmは江刺愛宕地区を中心とするコースにし、小中学生や親子向けの種目は2kmから1・7kmに短縮した。フルと10kmは日本陸上競技連盟の公認を受けたばかりだ。
フルのスタートに先立ち行われたセレモニーで、大会実行委会長の郷右近浩市長は「沿線各所に新緑やきらめく田園風景、リンゴ畑が広がるなど、さまざまな魅力があふれている。大会を通じ、走る楽しさや喜びを感じてほしい」とあいさつ。大会アンバサダーを務める那須川瑞穂さん(水沢南中出身、東京マラソン2009優勝)は「この大会ができた年に引退したので、さまざまな思いを抱きながら今ここに立っている。ランナーの数だけ走る楽しみがある。皆さんにとって思い出深い一日になるよう、私も精いっぱい盛り上げたい」とエールを送った。
男子フル 行場さん(東京)制す、女子はリアンさん(香港)優勝
フル男子総合優勝の行場さんは、箱根駅伝常連の早稲田大学競走部でマネージャーを担当。現在は「月刊ランナーズ」の編集に携わっており、東北地方のマラソン大会の魅力を伝える特集を次号に掲載するため、取材を兼ね初めて参戦した。
ゴールまで800mの地点で、招待選手の阿部飛雄馬(ひゅうま)選手(29)を抜き去り頂点に。「一番前を走るタイムカーが見えたので、行けると思いスパートをかけた。暑かったが風が涼しく、給水所の水も冷たくて快適だった。景色も良かった」と話していた。
ファンランで最初にゴールテープを切ったのは、地元の江刺一中3年及川璃來(りく)さん(14)。学校ではバスケ部のほか、特設陸上部にも所属しており、自慢の健脚を生かし5分09秒で優勝した。「2回目の参加で昨年は2位だった。いつも通り走れた」と振り返っていた。