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ブラックホールの活動期捉える

宇宙見る「目」緑内障を啓発(国立天文台水沢でライトアップ)

宇宙見る「目」緑内障を啓発(国立天文台水沢でライトアップ)
世界緑内障週間啓発運動に呼応し、緑色にライトアップされている電波望遠鏡

 はるか宇宙を見つめる“目”が、緑内障を啓発――。水沢星ガ丘町の国立天文台水沢キャンパス敷地内の20m電波望遠鏡と奥州宇宙遊学館(旧緯度観測所2代目本館)が18日まで、緑色にライトアップされている。世界緑内障週間(12~18日)にちなんだ啓発運動で、緑内障疾患に対する関心の高まりを促している。
 日本緑内障学会が実施する同運動を受け、岩手眼科学会が同天文台水沢VLBI観測所と同館に協力を依頼。午後6時から同8時まで実施している。
 20m電波望遠鏡は、国内に点在する全4基を組み合わせ天体を観測しており、視力は約10万。高精度の観測には定期的なメンテナンスも欠かせない。
 同学会は「緑内障は放置すれば進行し、視覚障害にも達するが、早期に発見すれば一生、日常生活に支障のないレベルにとどめることが期待できる」と指摘。検診による早期発見、早期治療の重要性を呼びかけている。
 ライトアップ期間中は午後8時まで、同キャンパスの正門を開放している。