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新スパコン「アテルイ3」始動(国立天文台水沢)
低緯度オーロラで水沢の夜空も赤色に
NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さん(71)=水沢東中通り=は11日深夜から翌日未明にかけ、水沢黒石町の私設天文台で、夜空を赤く染めたオーロラの撮影に成功した。
ここ数日、大規模な太陽フレア(表面爆発)が発生。この影響で、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が起きた。一般に北極や南極の高緯度地域で見ることができるオーロラだが、太陽フレアの規模が大きかったこともあり、東北や北陸などでも確認できたとみられる。
酒井さんは、貴重な機会を逃すまいと、2台のカメラを使って約6時間、オーロラをじっくり見ながらシャッターを切った。「口径5cmの双眼鏡でも何とか確認できて感激した」と話している。