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30年の歴史を一冊に(宇宙少年団水沢Z分団が記念誌)

30年の歴史を一冊に(宇宙少年団水沢Z分団が記念誌)
倉成淳市長に30周年記念誌を手渡す亀谷收分団長(左)

 昨年に結成30周年を迎えた日本宇宙少年団水沢Z分団(亀谷收分団長)は、これまでの歩みをまとめた記念誌を作製。亀谷分団長らはこのほど、奥州市役所本庁に倉成淳市長を訪ね、完成した記念誌を寄贈した。
 公益財団法人日本宇宙少年団(YAC、山崎直子理事長)の分団として、1993(平成5)年7月17日に結成。国立天文台の観測所がある地域柄を生かし、現役やOBの天文学者が活動に携わっている。延べ約1500人の子どもたちが参加し、卒団後は理系関係の仕事や大学に進んだ人もいる。
 記念誌は、写真や関係者の思い出エピソードなどで構成。学年や地域別に団員数の変遷もまとめた。
 亀谷分団長は「結成時は県内では6分団ぐらい活動していたが、現在は水沢と花巻だけ。全国140ある分団の中でも、30年続けている例は多くない。市職員が事務局員としてサポートしてくれている点も心強い」と感謝。倉成市長は「『宇宙時代の地球人を育てる』というタイトルが素晴らしい。卒団した3人の若者のコメントも載っているが、これからが期待される人材だと思う」と述べた。
 同団には本年度、継続参加も含め46人が入団。このほど本年度開講式と第1回定例活動が水沢地区センターで行われ、ビニール製の「ぐにゃぐにゃだこ」を作って遊んだ。

30年の歴史を一冊に(宇宙少年団水沢Z分団が記念誌)
「ぐにゃぐにゃだこ」を飛ばす団員たち