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「賢治が愛した地、ILCの縁思う」 菅原良基=江刺区田原=  (読者の声「源流」より)

 大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)の誘致について、本県もやっと本腰を入れてきたように感じます。
 詩人・宮沢賢治がことなく愛した北上高地が奥州市に位置しています。小学生のころに上映された映画を思い出します。有名な「風の又三郎」です。北上高地の種山ケ原を舞台にした物語で、昔の映画とはいえ、今でも新鮮な思いがします。
 この北上高地、今ではILCの候補地として話題になります。県も被災地復興を目指し、ILCの誘致実現を求めています。地質調査によると、強い岩盤のため地質的な問題はなく、優位性をアピールしたいところです。
 誘致の取り組みについては、国を挙げて運動する必要があります。本県も国との連携は欠かせません。被災地を含む東日本の応援も必要なのだろうと思います。
 宮沢賢治が愛した地が、今度はILC誘致で注目されることは興味深いものがあります。わたしが住む江刺区田原の原体地区には賢治の詩碑があり、いっそう思いを強くしているのです。