火星圏への旅 準備進む(MMX計画、水沢の研究者たちも参加)
ILC誘致、関係自治体と「連携深化」(奥州市、スケジュールを説明)
北上高地(北上山地)が建設候補地に挙がっている国際リニアコライダー(ILC)計画に絡み、小沢昌記奥州市長は29日、「県や近隣自治体との連携をさらに深めて取り組みたい。局地的な活動にならないよう留意する」と、ILC誘致を含めた活動について協調態勢を重視し進めていく考えを示した。
同日の市議会3月定例会一般質問で、佐藤郁夫氏(市民クラブ)の質問に答えた。
市はILCの今後のスケジュールを説明。現段階でILC計画は関係する政府間の合意に達しておらず、研究者組織が想定している段階とした上で、2012(平成24)年末までに、海外の建設候補地を含め、それぞれの詳細設計が作成される予定だという。
2013年から2年程度かけて、研究者で構成する国際組織がそれぞれの設計を評価。その後候補地の政府に提案し、いずれかの政府が立候補した場合に、関係する政府の間で費用負担も含め協議する段取りという。建設期間は7-9年間が見込まれている。
小沢市長は「地元の熱意を国や研究者に示すことが大切。経済団体や法人、個人などによる市民会議のような民間組織を設置できるよう呼び掛ける。1月に設立した、いわてILC加速器科学推進会議と十分に連携しながら、東北復興の大きな希望として、しっかりと進めたい」と述べた。
市は庁内組織機構にILCに対応する「室」を設け、対外的にも明確にしてILCに取り組む方針も説明した。