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天文台水沢保存の臨時緯度観測所本館 日本天文遺産に認定

宇宙への興味引き出す(水沢の奥州遊学館でGWイベント)

宇宙への興味引き出す(水沢の奥州遊学館でGWイベント)
クイズラリーに挑戦し館内の展示を見て回る子どもたち

 水沢星ガ丘町の奥州宇宙遊学館(亀谷收館長)は、ゴールデンウイーク(GW)イベントを開催している。新型コロナウイルスの感染防止を図り、屋外も利用しながらクイズラリーやポストカードの塗り絵などさまざまな行事を企画。楽しみながら宇宙への興味を引き出そうと来館を呼び掛けている。8日まで。
 クイズラリーは、同館内と隣接する国立天文台水沢VLBI観測所構内が舞台。宇宙にまつわるクイズ18問のヒントを探し、問題を解く。
 初めて来館した秋田市の山本美あやさん(8)は、姉の美れいさん(13)とクイズラリーに挑戦し「難しい問題ばかり」と頭を悩ませていた。美れいさんは「いろんな展示があって面白い。機会があればまた来たい」と話し、一緒に館内を回っていた。
 クイズラリー以外にも、親子で楽しめる企画が充実。ロケットやこいのぼりなどが描かれたポストカード(塗り絵)は、会場で測定した身長と体重を記入する欄があり、GWの思い出とともに子どもの成長記録にも。ロケットの身長計で身長を測るほか、体重は月面での数値を計算でき、完成させたカードを持ち帰ってもらう。
 『ほしみるおじさん』や『四季の星座(春)』『星の王子さま』を鑑賞できる特別上演も実施。1日5回(各回定員15人)上映され、作品は時間によって決められている。