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天文台水沢保存の臨時緯度観測所本館 日本天文遺産に認定
自然科学への興深めて締めくくり(宇宙少年団水沢Z分団)
日本宇宙少年団水沢Z分団(亀谷收団長)の本年度閉講式はこのほど、水沢地区センターで行われた。団員たちは1年間の活動を振り返りながら、天文学をはじめとする自然科学への興味関心を一層深めた。
同少年団(山崎直子理事長)の地方分団の一つとして1993(平成5)年に発足した水沢Z分団。分団名は、水沢緯度観測所(現・国立天文台水沢VLBI観測所)初代所長の木村栄博士が発見した「Z項」にちなんだ。天文台があるまちに所在しているメリットもあり、天文台OBや自然科学に造詣のある指導者(リーダー)による運営体制が充実しており、全国に125ある分団の中でも特に活発な活動を繰り広げている。
本年度は小学生を中心に46人が登録。恒例の水ロケット製作と打ち上げ大会、天体観察など10回の活動を実施。最終講座と閉講式には29人が参加した。
閉講式では全講座に出席した5人に皆勤賞を贈呈。天文台OBの亀谷団長は、本年度の活動を振り返りながら「来年度も一緒に活動してくれたらと思うし、そうでない人も、これまでZ分団で活動してきたことを何かの機会に思い出してもらい、今後に役立ててほしい」と話していた。