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七夕に星空を学ぼう(江刺玉里の児童クラブで天文台所長ら出前授業)

七夕に星空を学ぼう(江刺玉里の児童クラブで天文台所長ら出前授業)
本間希樹所長(右)が見つめる中、星座早見盤キットを製作する児童たち

 放課後児童クラブ「たまさと児童クラブ」を利用している、江刺ひがし小学校の児童16人が7日、国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹所長らによる出前授業を受けた。七夕の日に合わせた企画。同天文台特製の星座早見盤キットを組み立てながら、七夕伝説で広く知られている「織り姫星」「ひこ星」が夜空のどこにあるかを学ぶとともに、同観測所で行われている天文学研究にも理解を深めた。
 奥州市と同観測所は、2008(平成20)年に結んだ友好協定に基づき、天文学者らによる講演会の開催や児童生徒向けの出前授業などを実施している。従前の学校への講師派遣とは別に、昨年度からは市こども家庭課が管轄する子ども食堂や放課後児童クラブにも取り組みを拡大。本年度は6カ所の“子どもの居場所”で開催する。
 たまさと児童クラブの出前授業は、玉里地区センターで行われた。前半は本間所長が、七夕伝説で知られている星がどんな星なのかや、同観測所が行っている研究の一端を紹介。「電波望遠鏡を使って、宇宙人(地球外生命体)がいるかどうかも調べている。私たちの観測所は、皆さんが住んでいる同じ奥州市の中にあるので、機会があったらぜひ遊びに来て」と呼びかけていた。
 後半は同観測所広報担当の小沢友彦特任専門員が、星座早見盤キットの製作と使い方を解説した。同校4年の菊池博文君(9)は「星座早見盤の見方や使い方を覚えることできてよかった。どこにどんな星があるのかも詳しく知れた」と話していた。