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国立天文台水沢が舞台の作品、第15回いわてマンガ大賞の大賞に

旧緯度観測所「世界遺産級の価値、認知されていない」=県議会一般質問で指摘

旧緯度観測所「世界遺産級の価値、認知されていない」=県議会一般質問で指摘
岩手県議会・議会棟=盛岡市内丸

 県議会12定例会は5日、一般質問で再開した。奥州選挙区の菅野博典氏(希望いわて)は、旧水沢緯度観測所(現国立天文台水沢VLBI観測所)について「世界遺産級の文化財的価値が十分に認識されていない」と訴えた。
 達増拓也知事は「国立天文台水沢は天文学、測地学の国際的学術研究拠点として、戦争の混乱期を乗り越えて観測を行うなど、世界的な共同研究の歴史的価値を蓄積した施設である。『風の又三郎』や『銀河鉄道の夜』への着想を得たと言われ、宮沢賢治の文学作品にも大きな影響を与えている。岩手の宝、さらには世界の宝ともいうべき価値を有している」と評価した。
 菅野氏はこのほか、次期県立高校再編計画に盛り込まれた岩谷堂高校の総合学科から農業、工業系列を募集停止する案などについてもただした。